コアラはユーカリの葉しか食べない。ユーカリの葉には有毒成分があるので、その毒素を分解しながら栄養を吸収するのにたくさんエネルギーを必要とするので、コアラは喰っちゃ寝るだけで、喰ったあとは長ければ20時間も寝っぱなしなんだそうだ。
それだけ時間をかけて消化しても、有毒成分を分解するのに多くのエネルギーを割いてしまうので、喰った量の割りに得られるエネルギーが少なく活動時間が短い。だからコアラは寝てばっかりでさっぱり動かないので、みてくれは可愛いが退屈だから、動物園では意外と人気がないそうだ。
なんでわざわざ毒があるユーカリの葉しか食べないのかってのが不思議な動物だが、オーストラリアの植生は、他の大陸と全然違ってそうだから、わざわざユーカリの葉を食べる気候風土上の必然性ってのはあるのだろう。面白いもんですな。喰うものによって生態が決まってくるというものは。
してみると、米食のモンスーン気候の人と、小麦食の乾燥気候の人とでは、行動様式や文化が違ってきて当然なのだろう。日本と朝鮮半島とモンゴルは、遺伝子的には近い民族だが、温暖多雨な日本と、乾燥してて寒暖差が激しいモンゴルとでは、食料が全く違ってくる。食い物が違えば、当然文化も変わる。動物の種類分けでは、形質的には全く同じものでも、行動様式が違っていたら亜種として種類分けするのだそうだ。日本と朝鮮とモンゴルは、同じモンゴリアン種でもそれぞれ亜種ってことだろう。
って考えると、人間ほど亜種が多い動物は、他には居ないかも知れない。
赤いスイートピー